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本名:Maurice UTORILLO
1883年12月 フランス・パリに生まれる。
母シュザンヌは18歳。
職業を転々として、その美を武器にロートレックやドガ、ルノワールら巨匠達のモデルになる。
ルノワール作「都会のダンス」のモデルはシュザンヌ。
その間、モーリスは祖母に預けられ、母のいない寂しさを強烈なまでに心に刻み込む。
彼女はやがて絵筆を取り、ドガに「この聖母マリアたる悪魔はデッサンに天与の才能を有している」と言わしめるほどであった。
母が華やかな道を進む一方、病気がちなモーリスは母への想いを常に抱え、
寂しい幼少時代を送る。
モーリス8歳の時、ジャーナリストのミケル・ユトリロ・イ・モルリウスがモーリスを認知したことから、モーリス・ユトリロの名になるが、モーリス自身はシュザンヌの性にこだわりを持ち、母への愛をも込めて、イニシャルはモーリス・ユトリロのあとにVを必ず記載していた。
しかし、ミケルとの生活も恋多きシュザンヌには長続きせず、やがてポール・ムージスと結婚。(のち離婚。)
ユトリロは精神的に追い詰められ、学校も退学。
10代で酒を覚え、アルコール依存症になり、治療として絵筆を持ち始める。
母シュザンヌはユトリロを励まし、息子ユトリロは母から認められることだけを生きがいに絵を描く。
1907年 パリの街頭を描きはじめる。
1909年 サロンに初出品。
1910年 画商、リボートと専属契約。
1910-15年頃 『白の時代』を呼ばれるユトリロの最も評価の高い時期。
1916年 アルコール中毒の解毒治療のため入退院が続く。
1922-55年 色彩の時代。
その後、明るい色彩を用いた華やかな『薔薇の時代』を経て、同時代の芸術とは無縁のまま知的で静謐な独自の画境を確立。
1955年 71年間の生涯を終える。
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